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2008/11/19 (Wed) SATC セックスファンタジーナイトII 開催報告

さて、先週末、11月15日(土)に開催した「遊びの学校」の妄想歓談交流会「夜想会(セックスファンタジーナイト)Ⅱ」の正式版開催報告です。長いですが最後まで読んでいただければと思います。



まずは、いつもの通り、その場に集まっていただいたすべての方に感謝したい。かなり人数を絞り込んだつもりだが、それでも予想を上回る方がつめかけ、少し窮屈な思いをさせてしまった。

今回は、「SEX and the CITY」をコンセプトとした。 ザ・シティ=ニューヨークに暮らす4人の女性を巡る性愛模様を赤裸々に描き、社会現象までになったアメリカのテレビドラマシリーズだ。

都会に暮らす男と女のセックスやグループセックスをお洒落な雰囲気の中、自由に奔放に語り合う。 妄想や願望を外見はお洒落に着飾りながら、内面は着飾ることなく、本音を口に出す。

“2008年・東京――女性と男性の過激な本音は誰にも止められない! ” をサブテーマとした。 ファッショナブルでスキャンダラスな夜を過ごそうという企画だ。 そのため、ドレスコードも用意した。

女性は、カクテルドレス、ワンピース、スーツ、セクシーランジェリー など、セミフォーマル、もしくはそれに準じる格好にしていただいた。ラウンジでは靴を脱がず、履いたままで過ごす。

また、男性は、ビジネスカジュアル(ジャケット着用、スーツ、ノータイ可)など、セミフォーマルに準じる格好にしていただいた。女性同様、ラウンジでは靴は脱がず、履いたままで過ごす。

普段とは違うお洒落をする感覚でいらしていただき、その場にいる参加者が「SATC」の主人公になってもらう。

そんな世界を演出するため、先のドレスコードはいうに及ばず、いつになく、ロケーションやシチエーションに凝らせていただいた。

都内のホテルをニューヨークのクラブに変える。ホテルの壁から出来合いの絵を外し、今回のため、新進気鋭のデザイナーに作成していただいたポスターを貼り付ける。また、ニューヨークを意識した映画のポスターも同じように貼り付けさせていただいた。スタッフがわざわざ、MoMAstore(ニューヨークではなく、原宿だが)で買ってきたものだ。ラウンジのBGMに、「SATC」のサウンドトラック、
BGVには、ニューヨークや男女の出会いと別れをテーマとしたDVDを用意した。

同時に、ベッドルームは、昨年12月の「大人の艶会」で、ホテルのラウンジをバブル期のディスコに変身させたインテリアデザイナーに、再びお願いして、同部屋をニューヨークの秘密クラブにしていただいた。 ベッドルームのカーテンをサテンの布地で覆い、まったくの異空間に変える。また、ベッドルームの扉は、サテンの布地をアレンジした薔薇のテクスチャーを作成していただいた。その薔薇は性的な象徴にも見え、ケビン・スペイシーの「アメリカン・ビューティ」のワンシーンを彷彿させる。

他にも細かい仕掛けや演出はあるが、あまり種明かししては面白くない。その場にいた方が語り継いでいただければいいだろう。

今回も前回、7月12日(土)の妄想歓談交流会「夜想会(セックスファンタジーナイト)」同様、初心者女性を中心に、経験豊富な男性を集め、フォローする体制にした。経験豊富といっても、カップル喫茶やハプニングバー系のいわゆる“ファイター”といわれる方ではなく、じっくりコミュニケーションが取れ、丁寧な対応ができる方にした。 また、受講生を中心に初心者の男性も加えた。

「遊びの学校」の受講者であれば、誰でも参加できるわけではなく、公開講座や懇談会、見学会などでの対応を見させていただき、この場に相応しいと思える方だけを厳選した。私たちはただ、漫然と、受講生の受講態度を見ていたわけではない。

開会は午後6時だが、今回、初心者受講生には5時に来ていただいた。交流会に参加するに際しての“事前レクチャー”をさせていただく。基本的なルール&マナーの確認から遊ぶための秘訣まで、幹事会の直樹様が中心となり、懇切丁寧に説明していく。彼らには、まず、動くことを教えた。といっても、プレイではなく、テーブルの上の片付けやグラスの清掃、飲み物や食物の給仕など、とにかく機敏に動き回り、目を配ることが大事であり、そういう行動を、女性はちゃんと見ていて、好感度も上がると指示した。勿論、幹事会の負担を少しでも軽減していただく意図もあるが、こういう場所では、気が利き、小回りできるものが最終的に、耳目を集め、気を引いていく。

6時になると、この日の主役達が続々と集まってくる。誰もがこの日のために、着飾っている。特に女性のカクテルドレスやイブニングドレスが目に眩しい。胸元や指には光輝くジュエリー、爪先には可憐なネイルなどが淑女達の美しさを引き立てている。男性もスーツやジャケットをしっかりと着込んでいる。普段、ジーンズしか着ないという方も、この日は違った。スーツを着て、“コスプレ”と、照れ笑いをする。見事な紳士ぶりだ。

開会は、「遊びの学校」の名誉校長である、「遊びの時間」のミック様の挨拶で始まる。と同時に、今回の交流会のルールやマナーを当日、配布したテキストを元に、再確認していただく。ただの交流会ではなく、これも「遊びの学校」の講座の一環であるのだ。

そして、乾杯。今回は色や味も鮮やかなスパークリングワインを用意した。やはり、「SATC」なら、シャンパンやスパークリングワインだろう。乾杯のために、シャンパングラス、それも背の高いフルートグラスを人数分を取り揃えた。乾杯はプラスティックのコップなどではなく、ちゃんとしたシャンパングラスでなければ、気分はでない。乾杯のためだけだが、拘らせていただいた。

グラスを掲げ、この日の盛会を誓い、乾杯をする。お洒落な装いに可憐なシャンパンとグラス。「SATC」の主人公、キャリーの出版パーティのような眩さだ。

この日の主人公達の自己紹介が続く。誰も光輝いているように見える。これから始まる交流会に期待が膨らむ瞬間だろう。

実は、この日のために、特別のカクテルも用意した。前回は赤、青、緑の色鮮やかで幻想的な三種類を出したが、今回は「SATC」の4人のキャラクターにちなみ、四種類のカクテル。私達と懇意にしている美貌の女性バーテンダーにお願いした。この日の主人公のために、妄想味の魅惑のカクテルをシェイクする。以下に簡単なレシピと由来を紹介しておく。

キャリー:筋金入りのファッショニスタ。美しい靴と同じ様に男性にも完璧なフィットを求めるところは頑固だけれど、ある意味一途と言えます。ハードリカーを情熱の赤いカクテルに仕上げました。

シャーロット:お嬢様でコンサバ。でも常に前向き。基本受け身愛だけど積極的な面もあり。友情のためには時にダーティーな言葉も使う。そんなシャーロットには甘酸っぱさとほろ苦さのあるピンクのカクテルで。

サマンサ:セクシーボディでよきSEXが人生の目的、ゴールと言い切りつつ、友情に厚く、あらゆる手を使って親友を守ろうとする頼もしい姉御。クールなグリーンのカクテルはメロンの甘さを秘めています。

ミランダ:キャリア志向の冷静な女性。しかし、それは熱いハートを強い理知が支えているから。男より友情を優先させがちなミランダはビターなオレンジ風味でスッキリと。弾けるソーダの刺激をミランダの皮肉のジャブと楽しんでください。

最高の夜を美味しいシャンパンや甘美なるカクテルを飲みながら、過ごすという趣向である。


挨拶、乾杯、自己紹介後は、前回の公開講座にゲストとして出席されたハプニングバー「クリスタルベル」の元ママである蘭様と、恋愛とセックスをテーマにした女性の取材を専門に、ルポ、官能小説を手がける文筆家・加藤文果様の対談。今回のサブタイトルである“2008年・東京――女性と男性の過激な本音は誰にも止めらない!”そのままの過激なトークセッションを楽しんでいただいた。

トークセッション後は、数組にグループ分けして、少人数で皆様の妄想を披露し合っていただく。これは先月の懇談会「ホームルーム」でのグループトークの経験が生かされている。経験値や性癖などを考慮しながら、幹事会でグループ分けさせていただいた。

そんなグループトークから、少しずつ、会場も活気づき、空気感が淫靡に転じていく。自らの妄想や願望を語り、それを少しずつ、体感しようとするものも出てくる。縄を纏ったり、乱れたり、ラジバンダリ(という使い方でいいのでしょうか!?)……様々な妄想が輪郭を描いていく。

この交流会に参加した最高齢の男性もニューヨークの秘密クラブに仕立てたベッドルームへ消えた。彼にとっては、初めての体験らしい。始めるのに、年齢は関係ないのだ。いまを生きる、そんな感じだろう。

今回、家庭を持つ方が男女とも多かったためか、終電間際には、 かなり会場も透いてきた。その分、濃厚なコミュニケーションを図れたことはいうまでもない。プレイ前提ではなく、コミュニケーション前提である。それを最初から最後まで貫いていただく。変な焦燥や拙攻は禁物だ。

今回、表のコンセプトは「SEX and the CITY」だが、実は、裏のコンセプトは「BASIC&STANDARD(ベーシック・アンド・スタンダード)」だった。現在、SNSなどの普及で、これまでのコミュニケーション手段が変化してきて、様々なスタイルの交流会がいたるところで、開催されるようになっている。その中で、バーチャルか、リアルかでの論議もされている。先のコミュニケーション手段の変化が影響しているが、いとも容易く、参加者同士が連絡を取れてしまう。

私達は、いろいろな形の交流会があってもいいと思っているが、 敢えて、バーチャルな出会いに拘りたい。基本は一期一会で、二度と同じ交流会がない。ある意味、交流会の基本であり、標準でもある。むしろ、それを貫くことで、より高度な遊びの空間を築けると思っている。それゆえ、非日常に日常を持ち込みたくない。もともと、日常には非ずという、地軸の傾きを意識し、距離感を保つことが大切である。その傾きを意識せず、距離感がなく、日常のままの交流を続けていたら、そこに色香や淫蕩な空気感などはなく、ただの居酒屋での馴れ合いのような飲み会になってしまう。

常に弛緩することなく、緊張感を持って、男と女は対峙したいものだ。いずれにしろ、“基本や標準”を体得していただかないことには、 この非日常も日常の区別がつかなくなってしまう。

こんな時代だからこそ、敢えて、「BASIC&STANDARD(ベーシック・アンド・スタンダード)」に拘ったと思っていただきたい。それゆえ、しつこいくらいに、ルール&マナーを強調し、それを遵守しただくことを約束していただいた。

その交流会は、明け方を迎え、電車が走り出す頃、しめやかに終えさせていただいた。

夜に出会い、朝に別れる――実は、BGVとして流したミシェル・ファイファーの「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」も、そんな映画だった。日常といううすのろに絡め取られる前、非日常という夢のまどろみの余韻を残して終わる。

この交流会がそのコンセプトに近づけたかどうか、判断は参加者に任せるが、時間を共有した方が一様に満ち足りた笑顔をして、帰られたのが印象的である。

「遊びの学校」がしてきたことが少しずつだが、実を結び、形を成しつつあるようだ。12月6日(土)には、公開講座の第四回目が開催される。現役の出張ホスト・藤原幻様を招き、この世界の基本である“話す・聞く・見る”をテーマに、グループセックスのためのコミュニケーションの基本を学びたいと思っている。「遊びの学校」の基盤は本講座であり、講座の受講が見学会、交流会参加への前提条件である。是非、足を運んで欲しいと思う。この世界への第一歩を踏み出していただきたい。

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