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2010/10/29 (Fri) 狂乱の時代、奇矯な時代

春と秋。年に2回、開催される「遊びの学校」の恒例の妄想歓談交流会「夜想会(セックスファンタジーナイト)」。この会は、グループセックスの世界の初心者を対象としたもので、セックスファンタジーを語り、聞く、「遊びの学校」の課外授業です。毎回、様々な趣向を凝らし、驚愕の手法を駆使した、唯一無比、唯我独尊の劇場型の交流会として、この世界の大きな話題となり、高い評価を得ています。

前回、今年の4月の「夜想会(セックスファンタジーナイト)Ⅴ」は、時期も時期だけに、“入学式”、この世界の“新入生歓迎会”をコンセプトに、シャネル&ストラビンスキーのラブロマンスをモチーフにした、「遊びの学校」流の“春の祭典”を華々しく開催しました。そして、いよいよ来月、11月に「Tokyo Stylish Party“Club Moderns 2010”――夜想会(セックスファンタジーナイト)Ⅵ」を開催させていただきます。


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いま、パリでは、1920年代のパリ----レ・ザネ・フォル(Les Annees Folles 狂乱の時代)にインスパイアーされたクラブが話題になっているといいます。

文豪ヘミングウェイやジョイス、コクトー、モンパルナスの恋人・キキ、<狂乱の時代>の夢を描くマリー・ローランサン、ピカソ、モネ、モディリアニ、マチス、時代を飾るシャネル、狂乱を奏でるストラヴィンスキー、時代のミューズを写し取るマンレイ、パリという舞台に舞い、歌うシェバリエ、ジョセフィン・ベイカー、天才興行師のディアギレフ率いるバレエ・リュスなど、数多の才能と個性が時代を彩っていました。そんな時代を現代に出現させた大人の遊び場が盛況を極めています。

遊び心を持った大人と、そんな大人に憧れる若者が集い、ヘミングウェイはかつて、パリを「移動祝祭日」と評しましたが、まさにそのままの非日常を享受しています。


そして、日本。遊びの世界に語り継がれている伝説というものがあります。

1980年代後半、昭和と平成の端境期、バブルの時代の前後に、東京の片隅、ひっそりと、しかし、煌びやかに、佇むクラブがありました。1920年代のパリの“倦怠”と“退廃”を着飾り、この世界の粋人といわれる紳士、淑女が集い、夜な夜な、“大人の舞踏会”を繰り返していたClub、その名は、“Club Moderns”。


「SATC」の数十年前に、東京には、お洒落に着飾り、美酒と美食を楽しみ、大人の会話と交流を愉しむ場所が存在していたのです。本当に人生を楽しむことを知っている大人の集う場所。異形の衣を着飾る歌舞伎者、愛の国からの亡命者、肉体と精神のテロリスト、安穏とした日常を塗り替える絵師、官能の海に舵取る航海士……刹那の楽しみに、時を忘れ、遊ぶ。

その伝説のクラブ“Club Moderns”を11月、「遊びの学校」が再現します。本校の前身で、既に伝説となっている劇場型の大型交流会「大人の艶会」の源流でもあります。

心地よい音と映像を浴び、美酒と美食を嗜み、真の紳士と淑女が官能の時間を共有します。時間を売り飛ばしてでも遊び続ける「遊びの世界」に酔いしれていただきたいと考えています。

2010年のニューヨークと、1980年の東京、1920年のパリを結び、“Tokyo Style”の「レ・ザネ・フォル(Les Annees Folles 狂乱の時代)」、「ベル・エキセントリーク(Belle eccentric奇矯な時代)」を2010年11月に出現させます。その場に相応しいお洒落を身に纏い、遊び心を胸に、ぜひ集っていただきたいと思います。おそらく、その日、集いし人たちは、やがて語り継がれる伝説の主役となるはずです。

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2010/10/19 (Tue) カップル遊びのトラブル例

以前にも書いたことがありますが、たくさんの問い合わせや相談の中には、残念ながらトラブルに見舞われたカップルや女性からのものも含まれます。この遊びに不可避のリスクというよりも、SNSをはじめとする、いわゆる「ネットでの出会い系初心者」にありがちなトラブルも多々あるようです。

グループセックスにおけるネットでの出会いとは、例えばカップル募集掲示板などに掲載されている「カップルからカップルへの募集」や、カップルパーティーや乱交パーティーの募集などがそうです。

代表例をあげてみます。

①待ち合わせ場所に行くと、カップルのはずが男性一人が待ってました。

②GSやスワップについて相手の女性が全然理解してなかった。

③相手の男性からアドレスを聞かれた、「内緒で会いましょう」と言われた。

④カップルパーティーのはずなのに単独男性が大勢いた。

パーティーの内容が、告知と異なるものだった。

⑥別室スワップで、相手の男性からSMを強要され、無断で撮影された。


①はカップルからカップルへの募集、あるいはカップルから単独女性への募集、で見られる騙しの手口です。いわゆる単独男性による『なりすましカップル』なわけですが、古典的な手口の割にはいまだに後を絶たないようです。似た手口で、SNSにネカマ(男性なのに女性)として登録し、同性のよしみで知り合った女性に、「私の知り合いの男性(友人・彼氏)と遊びませんか?」とか「素敵な男性が友人にいるので紹介しましょうか?」と接近する、というものもあります。もちろん本人がその「素敵な友人男性」になりすますわけです。

②については『遊び場』でも時々います。事前に何の説明や同意も得ないまま勝手に連れの女性をGSに引き込んでしまう手口です。要するに、騙して連れて来ているということです。そんなカップルとは楽しく遊べるはずがありません。また似たケースで相手の女性がいわゆる『切符』だった、というのもあります。(切符女性:カップル専用の遊び場に入るためだけに雇われた女性を指す。入場券代わりという意味。)

③は別室スワップはもちろん、同室スワップや遊び場でも起こり得ることです。お互いに男性は女性の連絡先を訊かない、内緒で誘わない、というルールを決めてから会うのが鉄則ですが、それでもこういうトラブルが起こることがあります。

④と⑤は、そのパーティーの主旨と違っていたり、事前の告知内容と異なることが分かった時点で、退室・退場をされたほうがいいように思います。そもそも事前説明があやふやだったり、誰でも金さえ払えば参加できる、というようなパーティーは避けるべきでしょう。多少なりとも事前審査が厳しかったり、入会を断るケースのあるサークルのほうが安心できるんじゃないでしょうか。

⑥についてですが、僕はそもそも別室スワップに対して懐疑的です。よほど親しいカップル同士でない限り、まして初心者であれば避けるべきかと思います。見えないところで何をされるか(しているか)、分からないのは不安なのではないでしょうか。

安心して遊ぶための注意点はこれ以外にもいくつもありますが、やはりケースバイケースで慎重に対処すべきだと思います。単独男女の場合と異なり、カップル同士の遊びは、関係する人数が多くなるだけに、より安全が求められるように思います。

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2010/10/07 (Thu) 舐めたらあかん

先週、大阪まで出張(?)して開催したパーティー、「舐めたらあかんパーティー」はいろんな意味で示唆に富むものでした。

ルールは簡単で、要するに舐めたらアカンのです。あ、それと電マやローターといった機器の使用も禁止(これはいつものことですが)でした。で、どうなったかと言いますと、普段、いかに私たちは「舌」に依存したセックスをしていたか、を思い知らされることになりました。

そもそもなぜこんなルールを設定したのかと言いますと、どうしてもフェラが苦手だという複数の女性メンバーから、パーティーには参加したいけど、フェラがあるから敬遠してしまう、という話しを聞いたのがきっかけでした。ならばいっそフェラ禁止というルールで開催しちゃいましょうか、という話しから、平等にクンニも禁止ということにしようという流れでした。

ちなみに、唇が触れ合うだけのキスはOK、でも舌を絡ませるようなキスはダメ、にしました。クンニだけでなく、肩口、首筋、背中、腰、お尻、太腿や手指といったカラダの隅々に至るまで、全て、口による愛撫はダメとしました。

まず、女性から男性への愛撫がどうであったか、ですが、前戯としての「手コキ」は比較的容易で、相手の男性が多少なりとも興奮状態にあるのであれば、唾液やローションを使用して手でシコれば、一定以上の快感を与えることができるわけです。あるいは乳首やタマといったパーツも手指で愛撫することも可能で、敏感な男性の場合はかなり性的な快感を得ていました。

問題は勃ちの良くない不良息子の場合です。十分に長い時間フェラしてもらうことを習慣としている男性にとっては、手指による刺激だけだとなかなか勃たないようで、とても苦労していました。相手の女性も、つい、フェラしそうになるみたいで、そういうジレンマが募れば募るほど、興奮が空回りして、余計、勃ちが悪くなるという悪循環なのでしょう。でも、いかにも舐めたそうな顔をした女性が、半開きにした唇から小さく舌を出しながら、一生懸命手コキをする姿もなかなか素敵だったと思います。というか、好きです。

では、男性から女性への愛撫についてはどうだったかと言いますと、分かりやすく言えば「攻めあぐねている」男性が多かったということになります。普段、鍛えぬいた自慢の舌技が100%封印されているわけですから、さて、一体どうすりゃいいの、って感じですね。指先の器用さも関係するとは思いますが、普段から、ソフトタッチ、あるいは更にフェザータッチを会得している男性でもない限り、最初から手指だけを使った愛撫は難しいようでした。

言葉だけで感じさせる、というのも一つの選択肢でしょう。あるいは、息を吹きかけるのもいいかもしれません。女性の快感の小さな兆しを逃がさず捕らえ、それを少しずつゆっくりと、大きな波にしてゆくという、この全てのプロセスを普段、「舌」を使わずにしていなかったことに気づかされたことになります。特に女性の快感曲線というものがあるとすれば、その初期、入り口の部分における舌の果たす役割が、意外と大きかったことが判明したわけです。

だからなんだ、ということでもありますけど、繊細な手指による愛撫と、舌技の鍛錬、どちらも疎かにしてはいけない、「舐めたらあかんよ」っていうことだと思いました。

舐めたらあかん

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2010/10/05 (Tue) すれ違う男と女の思い・・・

10月9日に開催予定の、第11回目の「遊びの学校」の公開講座。
タイトルは、「間違いだらけのAVセックス――女性が本当にして欲しいこと!」

ゲストスピーカーには、女性向けアダルトDVDメーカー「SILK LABO」の牧野江里プロデューサーを招致しました。同社は2009年に女性スタッフのみで設立された、女性による女性のためのアダルトDVDメーカー。女性にとってもっと豊かなセックスライフを送るためのハウツーから女性が楽しめるセクシャルなドラマなど、「性」にまつわることを女性の視点で描いています。

■プロフィール
某AVメーカーのAD経験を経て、宣伝部に配属。その後に女性向けメーカー「SILK LABO」を立ち上げ、同メーカーのプロデューサーとして、活躍している。女性誌や情報誌などのセックス特集などでは、女性の立場からの意見を求められることも多く、取材、講演などの経験も豊富。 「SILK LABO」( http://www.silklabo.com )

このたび、その牧野プロデューサーから挨拶文が届きましたので、ご紹介します。

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男性の性的欲求を満たすためのものであるアダルトビデオ(AV)。
また、普段覗く事が出来ない『他人のセックスが見れるもの』であるため
AVが男性にとって『性の教科書』のようになってしまいました。

しかし、AVは男性の性的欲求を満たすために作られているものです。
AVを見た男性が、間違ったセックスを女性にする。
むやみやたらに激しいセックスは、女性の身体を傷つけることがあります。
痛くても、気持ち良くないのに、相手に伝えられない。
けれどセックスの技術を磨けば、浮気される心配がなくなるかもしれない…。
そう悩んでいる女性がとても多いそうです。

どうしても、セックスは女性にとって「受け身」になってしまいます。
同じ女性として、仕事柄、性の知識に長けているAV業界に勤める我々に何かできないか。

そこで女性向けDVDプロジェクト「SILK LABO」を設立しました。
今までにはない、女性視点からの「性」を描くことによって、
男女の思いのすれ違いを明らかにしていきたいと考えています。

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2010/10/03 (Sun) ドイツのマル秘パーティー

イソジンss

先週、東京でのマル秘パーティー2つを終え、そのままフランス・ドイツに仕事で行ってました。ドイツの某都市で、グループセックス歴の長い知人のドイツ人男性と会い、現地のGS事情についてあれこれと伺うことができました。

まあ多少お国自慢的な、下駄を履かせた大げさな表現もあったのかもしれませんが、それにしても東京的なエロさとは別次元だなあと思いました。さすが肉食、それもぶっといフランクフルトをむしゃむしゃと頬張る方たちがヤルだけのことはあります。

彼の話を聞いていると、何て言うか彼の地でのGSには情緒が欠けている、というか肉欲を満たすためだけの集まりというか、そんな風にも聞こえました。単独男女による乱交パーティーの場合、日本でもこういう傾向が無いわけではありませんが、あちらでは夫婦やカップルだけのスウィングパーティー(日本でいうスワップパーティー)でもそういう雰囲気なんだそうです。うーん、なんだか部屋全体にあの酸っぱいザワークラウトの匂いがしてきそうです。

あと違いといえば、ゲイの方々もアクティブだそうで、毎日どこかでゲイパーティーが開催されているんだとか。ドイツ語がさっぱりなボクなんかは、注意しないとゲイパーティーに迷い込んでしまいそうです。


で一昨日、そのフランクフルトから成田経由で大阪に飛び、そこでのパーティーに参加してきました。明け方近くまで盛り上がり、フラフラしながら、東京に戻ってきたところです。

写真はその大阪でのパーティーで活躍したイソジンですが、通常のと違い、ほんのり甘い系の味が付いていて、使いやすいと評判でした。手指の消毒だけではなく、こうしたポビドンヨードも欠かせないアイテムです。

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