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2010/10/07 (Thu) 舐めたらあかん

先週、大阪まで出張(?)して開催したパーティー、「舐めたらあかんパーティー」はいろんな意味で示唆に富むものでした。

ルールは簡単で、要するに舐めたらアカンのです。あ、それと電マやローターといった機器の使用も禁止(これはいつものことですが)でした。で、どうなったかと言いますと、普段、いかに私たちは「舌」に依存したセックスをしていたか、を思い知らされることになりました。

そもそもなぜこんなルールを設定したのかと言いますと、どうしてもフェラが苦手だという複数の女性メンバーから、パーティーには参加したいけど、フェラがあるから敬遠してしまう、という話しを聞いたのがきっかけでした。ならばいっそフェラ禁止というルールで開催しちゃいましょうか、という話しから、平等にクンニも禁止ということにしようという流れでした。

ちなみに、唇が触れ合うだけのキスはOK、でも舌を絡ませるようなキスはダメ、にしました。クンニだけでなく、肩口、首筋、背中、腰、お尻、太腿や手指といったカラダの隅々に至るまで、全て、口による愛撫はダメとしました。

まず、女性から男性への愛撫がどうであったか、ですが、前戯としての「手コキ」は比較的容易で、相手の男性が多少なりとも興奮状態にあるのであれば、唾液やローションを使用して手でシコれば、一定以上の快感を与えることができるわけです。あるいは乳首やタマといったパーツも手指で愛撫することも可能で、敏感な男性の場合はかなり性的な快感を得ていました。

問題は勃ちの良くない不良息子の場合です。十分に長い時間フェラしてもらうことを習慣としている男性にとっては、手指による刺激だけだとなかなか勃たないようで、とても苦労していました。相手の女性も、つい、フェラしそうになるみたいで、そういうジレンマが募れば募るほど、興奮が空回りして、余計、勃ちが悪くなるという悪循環なのでしょう。でも、いかにも舐めたそうな顔をした女性が、半開きにした唇から小さく舌を出しながら、一生懸命手コキをする姿もなかなか素敵だったと思います。というか、好きです。

では、男性から女性への愛撫についてはどうだったかと言いますと、分かりやすく言えば「攻めあぐねている」男性が多かったということになります。普段、鍛えぬいた自慢の舌技が100%封印されているわけですから、さて、一体どうすりゃいいの、って感じですね。指先の器用さも関係するとは思いますが、普段から、ソフトタッチ、あるいは更にフェザータッチを会得している男性でもない限り、最初から手指だけを使った愛撫は難しいようでした。

言葉だけで感じさせる、というのも一つの選択肢でしょう。あるいは、息を吹きかけるのもいいかもしれません。女性の快感の小さな兆しを逃がさず捕らえ、それを少しずつゆっくりと、大きな波にしてゆくという、この全てのプロセスを普段、「舌」を使わずにしていなかったことに気づかされたことになります。特に女性の快感曲線というものがあるとすれば、その初期、入り口の部分における舌の果たす役割が、意外と大きかったことが判明したわけです。

だからなんだ、ということでもありますけど、繊細な手指による愛撫と、舌技の鍛錬、どちらも疎かにしてはいけない、「舐めたらあかんよ」っていうことだと思いました。

舐めたらあかん

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